2006年6月6日火曜日

ドジャースタジアム(1)

野球が好きなので、アメリカに住んでいる人からもメジャーに関する質問をよく受ける。
アメリカに住んでいるからといって、メジャーリーグに自然と詳しくなれるかというと、そんな事は全く無い。むしろ疎い人の方が圧倒的多数だろう。
「日本人選手」というフィルターを外してしまえば、メジャーリーグというのは一般の日本人にとって縁遠いものである。それに日本人がバリバリと、レギュラーで活躍しているのを身近で見ることが出来る都市は、本当に限られている。

知人に野球好きな人がいて、巨人ファンだった。この人はニューヨークで勤務していたのだが、「じゃ松井のヤンキースでの活躍は見るのが楽しいでしょう」と言ったら、そうでもないと言う。「会社から帰って、巨人の試合を見るのが楽しみだったんだよ」という。松井はもう、それほど眼中になかった。巨人が勝った(負けた)ニュースを見て、酒を飲むのが楽しみだったと言う。
私は、こういう人が好きだ。そんなに熱狂的な野球ファンでなくても、生活の習慣のなかにプロ野球があって、その結果に一喜一憂している。じぶんのひいきチームのスターが「メジャー」に移籍しても、そんなに気を惹かれない。それはそれ。活躍してもらいたいけど、自分の生活スケジュールの中に割り込んでくることは無い。たとえニューヨークに住んでも。
良い悪いの問題ではない。好みの問題だけど、私はそういう「普通さ」「平凡さ」を、心地よく思うタイプの人間なのである。

2006年06月06日13:27

mixi

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My Winding Path to English Mastery