2006年6月7日水曜日

ラグビーリーグを知ってるかい?(1)

私がミクシィに入会できたのも「ぴっかぶー」さんにお誘いいただいたからなんですけど、その縁もあってこちらでは、ずっと豪州ラグビーリーグ(NRL)のコミュニティにずっと厄介になっております。私はこの15年あまり、日本ではまったく無名にちかいこのスポーツの大ファンなのです。

ではラグビーリーグ(以下リーグと略す)とは何か、と申しますと、これは日本で一般的に行われるラグビー(=ラグビーユニオン、以下ラグビーと略す)とは違い、1チーム13名で行われる競技のことです。詳細は省きますが、英国で19世紀の末にラグビー界が分裂し、主にイングランド北部のクラブが独立して独自の発展を遂げていった。これがオーストラリアやニュージーランド、フランスなどにも伝わり、現在に至っているわけです。
日本では語順をひっくり返して「リーグラグビー」という言い方をよくしていましたね。

厳しいアマチュアリズムを20世紀末まで固辞したラグビーとは別に、リーグはいちはやくプロ化し、観客にアピールしやすい分かりやすいルールに改正し、激しいコンタクトプレーや技術的にスキルの高い試合を展開していました。
またラグビー界の大物有名選手たちと契約を結び、リーグへ引き抜くと言う事態が80年代には頻繁に発生していました。
当時は日本でもリーグの試合を見られる機会は皆無だったので、このリーグへの転向と言うのは海外ラグビーファンにはけっこうショッキングな出来事でした。特に日本では、ラグビーのアマ主義を素晴らしいものとみなす人が多かったため、リーグを敵視する人が多かったのも確かです。

だが1995年以降、ラグビー界もオープン化。以後、世界はどどっとプロ化になだれ込み、この流れに乗れなかった日本はあっという間に国際舞台で弱体化していきました。
またリーグへ去った選手もラグビーへ復帰、さらに今度はラグビー側が、リーグの有力選手を高額の契約金(と言っても、北米や欧州のメジャースポーツに比べれば嘘みたいに安い)で引き抜く、あるいは勧誘すると言う事態が現在まで続いています。

2006年06月07日10:55

mixi

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My Winding Path to English Mastery