それでも、メジャーリーグの球場で試合を見るというのは、日本人にとって楽しいイベントの一つである。
先日も中西部に住む旧友が、シカゴへホワイトソックスの試合を観に行った。もちろん、お目当ては井口資仁二塁手の活躍だ。だが運の悪いことに、その日井口はけがでスタメンを外れてしまった。それも試合前に足に痛みを覚え、急遽欠場が決まったのだと言う。
友人達の落胆振りを考えると本当に心が痛むが、これも野球観戦につきもののリスクであろう。お目当ての選手が、試合に出ないと言うことはよくあることだ。選手にも罪はない。
それでも、数年に一度の野球観戦しかしない人が、見たい選手を見られなければがっかりするのは当然のことである。
昔、ジョー・ディマジオが痛めた足を引きずりながら試合に出たときのこと。どうして試合を休んでけがを治さないのかと訊かれて、
友人達の落胆振りを考えると本当に心が痛むが、これも野球観戦につきもののリスクであろう。お目当ての選手が、試合に出ないと言うことはよくあることだ。選手にも罪はない。
それでも、数年に一度の野球観戦しかしない人が、見たい選手を見られなければがっかりするのは当然のことである。
昔、ジョー・ディマジオが痛めた足を引きずりながら試合に出たときのこと。どうして試合を休んでけがを治さないのかと訊かれて、
「きょう球場には、一生に一度しか野球を見に来ない人が来るかもしれない。もし私が今日の試合を休んだら、その人は一生ディマジオを見なかったことになってしまう。その人のために、私はプレーする」
と語ったと言う。驕りだろうか、違う。これがスーパースターの誇りであり、義務感なのだ。
2006年06月06日14:26
mixi
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