2006年6月9日金曜日

新藤兼人氏

納得するまで求めて、得た自信 
先が見えないなら根本からやり直す



巨匠溝口健二監督に師事していた時に、私は自分のシナリオを認めてもらえませんでしたから、大変に落ち込み、書くことをやめて根本からやり直さなくてはと考えました。そして『近代劇全集』43巻と『世界戯曲全集』の両方合わせて80巻を約1年半かけてすべて精読したのです。まるで学校へ行ったようなものですが、世界にはすごい人がいる、及びもつかない戯曲家が既に多く存在している、と目を開かされました。


http://www.asakyu.com/column/?id=39

この話は、新藤氏の回顧談に必ずと言ってよいほど出てくる。
でも何度読んでも感銘を受ける、とてもよい話だと思います。
巨匠でも壁にぶち当たり、一からやり直すような覚悟で勉強をした時期があった。
そんな事を知るだけでも、なんだか勇気が湧いてきますね。

また新藤氏は、たとえ脚本の注文が無くても毎日書き続けていたといいます。毎日書き続けることで映画への思いを燃やし続けることが出来るし、また突然に注文があっても「こういうものがあります」とすぐに出すことが出来る。
才能が無いの、何のという前に、まずは続けろってことですね。

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My Winding Path to English Mastery