2012年1月10日火曜日

外山滋比古著作集 8 風の音

外山滋比古著作集 8 風の音


著作集全8巻のうち、待望のエッセイ集である。30冊に余る既刊のエッセイ集から著者の自選によって、滋味掬すべき作品を集成した一巻である。師弟・食べ物から教育・ことばまで、人生万般、人間が生きてゆくうえでの智恵が詰まっている。近くは恩師・福原麟太郎、遠くは兼好法師にモンテーニュと、モラリストの文学伝統に連なる、人間観察の妙を味わっていただきたい。


「内田百閒を知ったのは偶然である。旅行にもっていこうと買った文庫本『百鬼園随筆選』だった。たちまちとりこになる……この百年間、文章にかけて百閒の右に出るものはあるまい。わが随筆遍歴は寅彦に始まり百閒に終った。奇しくもともに漱石の門下である。なにかあるような気がする」(著作ノート。)全8巻。

http://www.msz.co.jp/book/detail/04858.html

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