外山滋比古著作集 5 日本の言葉
「本巻に収められた三冊の本が出た1970年代前半は戦後の新しい思想の時代が続いていた。ことばについての関心はほとんどないといってよかった。進歩主義は言語という、土着、伝統の世界を離れたところで、難解な外来の歌をうたっていたのである……外国を基準として日本の文化、社会を判定し、不足する部分、はみ出すところがあれば、非はすべてわが方にありとする素朴な拝外思想は、明治以来、一時的反動の期間をのぞいて、いつもわれわれの社会をしばりつづけてきたといってよい」(著作ノート)。
第5巻には、日本語論ブームに火を点じた画期的な三著作『日本語の論理』『日本語の個性』『日本語の感覚』を収める。日本語は、欧米の言語に認められるアリストテレス以来の線的構造――煉瓦による固い構造――とはちがって、もっと柔らかい豆腐のような、点的構造を特色としてもっている。この独創的な視点から、著者はきわめて刺激的な〈新・日本語論〉を展開している。
http://www.msz.co.jp/book/detail/04855.html
2012年1月7日土曜日
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