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あの飄々とした関根節が蘇る。口述筆記で、活字がデカい。
こういう大活字本がもともと嫌いでしたけど、関根氏の語り口が良いのでぜんぜん気にならない。
関根さんの本当の生年月日は、大正15年のクリスマスらしい。
でも大正天皇崩御で届け出が出来ず、結局昭和2年という事になった。
しかし、この戸籍の届け出が翌年に遅れたことで太平洋戦争に召集されず、結果として生き残ったんじゃないか…とのこと。
嬉しかったのは、根本陸夫さんの事を書いている事。
法大時代の思い出からは、六大学野球華やかりし頃の雰囲気が濃厚に伝わってきます。
Amazonのレビューに「名人の落語を聞いたような」とありますが、ほんとにべらんめえ口調が小気味良いです。
今のプロ野球がつまらないのは、こういう人種が激減したことも大きいでしょうね。
それと、落語がダメになった理由もよく判るw 噺家にも、こういう本当の東京弁を話せる人が少なっているからね。
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