2005年3月15日火曜日

スーパー12

ではまず、スーパー12の順位表から見てみましょう。

NSWワラタス 15点
ハリケーンズ、ブランビーズ 13点
クルセイダーズ 10点
ブルーズ 8点
ストーマーズ 7点
ハイランダーズ 6点
キャッツ 5点
チーフス 4点
ブルズ、レッズ 2点
シャークス 1点

いやはや、ワラタス強いですね。
カタカナで書くとワラタスと、思わず半角にしてしまいそうな名前なんですが、後半に失速さえしなければ期待できそうですよ。

先日のキャッツ戦でもヨハネスブルグで行われたアウェー戦だったにもかかわらず、40-19と快勝しています。対するキャッツは元気ありませんな。この試合でも、実際の実力差は点差よりもっと開いていたという意見もあります。

あと本来ならワラタスの先発FBを務めているはずの、マット・ロジャースは負傷のためむこう2週間試合に出られないようです。

"McKenzie keeps the faith in Tahs duo"

<参考サイト> Rugby Heaven
http://www.rugbyheaven.smh.com.au/articles/2005/03/15/1110649198599.html?oneclick=true


詳しい順位表はこちらからどうぞ。

<参考サイト>
Rugby Planet
http://www.planet-rugby.com/Tournaments/Super_12/story_41706.shtml

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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050315

2005年3月14日月曜日

ワールドカップ・セブンスほか

こちらのブログでは、主にワールド・ラグビーに関するニュースやコラムなどをお届けしておりますが、関西ラグビー協会さんでは毎週、海外の最新ラグビー情報を更新なさっています。「世界のラグビーニュース」です。

<参考サイト>
関西ラグビー協会公式サイト
http://www.rugby-kansai.or.jp/

こちらも是非ご覧いただきたいと思います。ラグビー関連サイトといえば更新の遅いのが当たり前になっていることが多いので(失礼)今後ともタイムリーな情報提供に期待したいと思います。

さて今週は、いよいよ香港でセブンスのワールドカップが行われますので、こちらに注目していきたいと思います。期間は18-20日。スケジュールは以下を参照してみてくださいね。

<参考サイト>
PLANET RUGBY
http://www.planet-rugby.com/Tournaments/World_Sevens/story_41750.shtml


この7人制ラグビーってニュージーランドやフィジーなど南半球のイメージが強いので、てっきりあちらではじめられたのかと思いがちですが、実はスコットランド発祥なんですよね。そしてアジアでセブンスといえば、やっぱり香港。目の肥えたファンの前で、楽しいセブンスの世界一を決める祭典が行われるというのはやはり興奮してきます。皆さんも是非15人制同様、このセブンスのラグビーも楽しんでいただきたいと思います。


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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050314

2005年3月13日日曜日

ウェールズ、強し

スコットランド 22-46 ウェールズ

いや、ウェールズ強いですねぇ。
スコットランド相手に厳しい敵地での対戦だったんですが、前半でほぼ勝負を決めてしまった感ありでした。確かにいまの両国には実力差がありますが、相手のホームでここまで圧倒しちゃうところに、今のウェールズの底力を感じましたね。
逆に言えば、スコットランドにはもうちょっと意地を出して欲しかったです。
昨日アイルランドが負けましたし、これで全勝はウェールズだけになっています。

続きまして、トップリーグのオフ情報。
ヤマハに来季、元スコットランド代表のブレンダン・ルーニーが入団することになりました。

<参考サイト>ヤマハラグビー部公式サイト
http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/rugby/info/index.html

これはまたまた大物の加入です。元々はスーパー12で活躍していたからニュージーランドの人と思いますけどね。期待したいと思います。


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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050313

2005年3月12日土曜日

6ネーションズ結果ほか

今日は、とりあえず結果だけです。

England 39 - 7 Italy
Ireland 19 - 26 France

やっぱりフランスがここで意地を見せましたね。

あと上田昭夫さんの「ひとりごと」。
バックナンバーで書いてらっしゃいますが、ジャパンの代表監督が今まで専任でなかったことに驚いていらっしゃいます。
関係者が驚くくらいだから、ファンは一体どうしたらよいものか。

<参考サイト>
上田昭夫の「ひとりごと」(フジテレビ)
http://www.fujitv.co.jp/sports/hitorigoto.html

ラグビーねたじゃなくても抜群に面白いコラムを書かれるのでお奨めです。


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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050312

2005年3月11日金曜日

リーグ英国代表主将がユニオン転向か

ラグビー・リーグ英国代表主将のアンディ・ファレルの、ラグビー・ユニオンへの転向が予想されております。現在負傷中のファレルですが、今週イングランド・ラグビー協会のメディカル・チェックを受けました。ただしイングランド代表監督のアンディ・ロビンソンはこの件に関してコメントを避けています。
 
ファレルは29歳、リーグの強豪であるウィガン・ウォリアーズに所属しています。現在イングランド代表のキャプテン(こちらも負傷)であるジェイソン・ロビンソンも、実はかつてウィガンで活躍していた選手でした。イングランドは2007年ワールドカップの連覇を狙っておりますが、現在6ネーションズで不調に苦しんでいます。フォワードの強化も重要なのですが、リーグではフォワードの選手としてプレーしているファレルがユニオンに転向した場合、果たしてフォワードをやるのか、あるいはバックスに回るのかが注目されています。
 
というのもリーグは、前述の通りラックやモール、ラインアウトなどのプレーが存在しておりませんので、ファレルはこういう密集でのフォワードプレーに慣れていないという弱点があるからです。運動能力は文句のつけようが無いファレルですが、こういうユニオン独特のプレーに関しては十分習熟するまで時間がかかるでしょう。
 
イングランドのスキッパーとしてワールドカップ優勝に貢献したマーティン・ジョンソンも、ファレルには習熟のための時間が必要だとコメントしています。
 
"Farrell will need time - Johnson"
 
<参考サイト>
BBC Sport
 
確かに、あるスポーツで代表選手として功成り名を遂げた選手が、また別の競技に転向するのは大変勇気の要る決断となります。リーグとユニオンはいわば隣接競技なんですが、それでもすっと適応するのはある種の才能が必要でしょうね。またファレルの場合は29歳という事もあり、あまり時間がありません。いろんな意味で大変リスキーなチャレンジとなるだけに、今週末に予想される新たな動きを注目したいと思います。
 
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2005年3月10日木曜日

日本代表スケジュール

えーと、ちょっと遅くなってしまいました。
 
ラグビーリーグのお話をしていたんですが、その前に国内関連の情報がまとまっていましたのでこちらからお伝えしてまいります。
 
まずはラグビー協会の方から今年度の強化予算が20億円になるとの発表が行われました。昨年の反省を踏まえて増額、ということなんですが、これが良い方向に行くと思います。それと昨年の収支が4年ぶりに黒字に転じたそうです。どうしてそんなことが起きたのか?ラグビーに関して何か良い材料があったとは思えないんですが、まぁ、本当なら結構なことだと思いますよ。
 
萩本監督が専任になり、これで言い訳の出来ない状況が揃いました。今年はラグビー界にとって本当に重大な一年になります。ただ気になるのは、フランス流の「シャンパン・ラグビー」を導入するとか言ってること。そんな問題か?何か付け焼刃というか、ちょっとはやりそうなものを持ってきただけのような気がしてなりません。いい意味で予想を裏切ってもらいたいですが...
 
という訳で、日本代表スコッドも発表になっています。今月はフランスに遠征し、来月には南米へ行ってアルゼンチン、ウルグアイとテストを行います。もちろん、既報の通りワールドカップ・セブンスもありますし、そしてU19世界選手権もありますのでけっこう忙しいですよ。
 
 
<参考サイト>
日本ラグビー協会
 
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2005年3月9日水曜日

リーグとユニオン、2つのラグビー(2)

1987年に第1回大会が行われたラグビー・ワールドカップは成功に終わり、以後も4年に一度世界チャンピオンを決める大会として定着していきました。ラグビーユニオンの人気は上がり、世界的にも注目を浴びていきりましたが、それでも選手がアマチュアであるという状況は依然として変わりませんでした。よりコンペティティブなレベルでプレーしようと思えば、時間をかけて厳しい練習もしないといけないし、常にベストコンディションを保っていないといけない。トップクラスの代表選手は、プロアスリート並みの厳しい競技生活を強いられましたが、それでもラグビー自体で収入$E3��得ることは、少なくともルール上はありませんでした。

だからユニオンからリーグへ、という選手の流れが変わることはありませんでした。第2回ワールドカップで活躍した、オールブラックスの巨漢ウィングのトゥイガマラなどもリーグに転向し、英国リーグの強豪ウィガンでプレーしています。

一方のラグビーリーグでは、1950年代からすでに「ワールドカップ」という名称の大会を開催しておりましたが、こちらは国際試合で通用する競技レベルでプレーする国が極端に少ないため、実質的には英国、豪州、NZ、フランスによる選手権に限定されておりました。特に近年では豪州の力が突出し、豪州代表カンガルーズの優勝は戦わずして決しているような状態が続きました。

1995年、国際ラグビーボード(IRB)は東京で行われた会議でアマチュア規定を破棄し、プロの存在を認める歴史的な決定を下しました。そしてラグビーユニオンでは、一気にプロ化の流れが加速します。1895年にイングランドの北部ユニオンがラグビーから離脱し、独自のルール体系を作り上げてラグビーリーグという「もう一つのラグビー」を作り上げるきっかけが出来てからちょうど100年という、まさに劇的なタイミングでの構造改革が行われたわけです。

そのときをきっかけに、二つの流れが起こりました。

1.ユニオン→リーグへの選手流出の「逆流」
2.両競技のコーチなどによる技術交流

リーグに転向していた選手達はプロに転向したことで、ユニオンからは「破門」のような状態になっていましたが、プロ化が認められたことでユニオンに復帰することが可能になりました。ウェールズ代表として活躍しながら転向し、リーグの世界でも成功を収めていた名スタンドオフのジョナサン・デービスは、再びユニオンに戻って15人制の世界に返り咲いています。そしてユニオンと、リーグのチーム同墫が対戦するという、以前では考えられなかった事も起きたのです。たとえばウィガンと、当時イングランドのユニオン王者だったバースがお互いのルールで対戦したり、ウィガンがユニオンのセブンス大会に出場するといった具合でした。同じラグビーという名前を持ちながら、様々な意味で対立を繰り返したユニオンとリーグを取り巻く状況は、この頃から劇的な変化を見せるようになったのです。

そして豪州代表ワラビーズのように、自国内に豊かなリーグ文化を持つ国は、プロの先輩であるリーグの高度な技術を学んだり、リーグのトップ選手をヘッドハントして起用するようになりました。2003年のワールドカップにワラビーズの一員として出場したマット・ロジャースやロート・トゥキリなどは、元々リーグのスター選手だった人々です。なんか意趣返しのようにも聞こえますが、両競技が高いレベルで切磋琢磨し、お互いが向上できる良い環境が出来たともいえます。

そんな中、イギリスと豪州では、また新たなスター選手の「コードチェンジ」(ユニオン⇔リーグ間の競技転向)が話題になっています。これはまた明日にでもお話しましょうね。

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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050309

2005年3月8日火曜日

リーグとユニオン、2つのラグビー(1)

このブログではたびたびラグビーリーグのお話を取り上げておりますが、今後も折りに触れてリーグに関する情報をお伝えしていきたいと思います。

私がなぜこの13人制ラグビー(FWはフランカー2人がいなくて6人)にこだわるか、といいますと、要はラグビーユニオン同様リーグも大ファンだからです。
日本ではどちらかといえば日陰者というか、その存在すらあまり知られていないリーグですが、豪州や英国、そしてNZではなかなかの人気を誇っています。特にオーストラリアでは、シドニーのあるNSW(ニューサウスウェールズ)や、ブリスベンを中心としたクィンズランド州において圧倒的な人気を誇っています。

もともと、19世紀の後半にイングランドで成立したラグビーユニオンですが、ロンドンを中心とした南部のクラブは、パブリックスクール中心の裕福な階級が支配していたため、イングランド北部の労働者階級を中心とするクラブと対立が始まります。お金もちのロンドン周辺のラガーたちは、プレーすることで収入を得なくても支障ありませんでしたが、労働者の選手達はプレーをするため仕事を休んだことによる休業補償を得たいと思っていました。

似たような問題はサッカーでも起こりましたが、サッカーを統括するFAはプレーに対するお金の支払いを認め、この結果サッカーのプロ化が起こります。そしてフットボール・リーグが成立し、現在に続くプロサッカーの基盤がこの時出来上がりました。

ところが、ラグビーユニオンは最終的に北部のクラブからの要求を認めず、この結果1895年に北部の有力クラブが協会を脱退し、独自の協会を設立します。この時から北部協会は、より観客に分かりやすいラグビーを目指し、プロ化を進め、その結果同じラグビーでありながらルール面での乖離が始まりました。プレイヤーの人数を1チーム13名に減らし、観客には分かりにくいモールやラックをなくし、ラインアウトも撤廃、そして攻撃と守備を明確に分けて、6回のタックル成立で攻撃権が入れ替わるというややアメリカン・フットボールに似た独自のルール体系を作り上げました。これがラグビーリーグの始まりです。

サッカーでもマンチェスターやリバプールなどのチームが強かったのと同様、リーグでもランカシャーやヨークシャー州のクラブに強豪が集中しました。そしてリーグは、イングランドにおいては北部を中心に発展していくことになります。ただし、リーグ版FAカップとも呼ぶべきチャレンジカップだけはサッカーの殿堂、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで決勝を行い、毎年10万人近い観衆を動員しておりました。一方のユニオンは、ロンドンのトゥイッケナム・スタジアムを代表の本拠地として人気を集めておりましたが、1980年代に入っても依然アマチュアのステータスを保持しておりました。

一方、豪州では前述の通りシドニーやブリスベンなど東部の地域でリーグが発展していきます。もうひとつの大都市である、メルボルンを中心にしたヴィクトリア州では、日本でも有名なオージー・フットボールが発展していました。つまり一つの国で、地方によって明確に人気スポーツが分かれるといった面白い現象が見られたわけです。

したがってラグビー・ユニオンは、豪州においてはどちらかといえばあまり人気の無い競技でした。リーグの人気に押されていたのです。そしてユニオンでは収入を得ることが出来なかったので、有力選手がリーグ側に引き抜かれて転向する、という事態が相次いでいました。

これはイギリスでも同じことで、イングランドやウェールズでも良い選手がリーグに続々と転向していた時期がありました。特に、1987年にラグビーユニオンがワールドカップを開催すると、この流れが加速します。ウェールズ代表の天才スタンドオフであるジョナサン・デービスや、またオールブラックスのFBジョン・ギャラハーらがリーグの門をたたきました。当時、日本ではリーグの報道が皆無に近く(時々『ラグビーマガジン』誌がリーグ特集を組んでいました)何かリーグに行くことが悪いこと、後ろめたいようなニュアンスで捕らえられていたのも確かです。だが90年代半ばに入ると、そんな状況が一変することになります。

この続きはまた明日。


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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050308

2005年3月7日月曜日

悪夢の続くイングランド、ロフ日本へ

主将のジェイソン・ロビンソンを欠いたばかりのイングランドですが、なんと先週土曜日に行われたIRBラグビー・エイドマッチ、北半球vs南半球オールスター戦ではロビンソンの代役として期待されていたBen Cohen が負傷、週末のイタリア戦に出られなくなってしまいました。

"England stunned by Cohen injury"

<参考サイト>
BBC Sport
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/rugby_union/international/4322627.stm

そこでイングランドのアンディ・ロビンソン監督は、リーズに所属するIain Balshawを1年ぶりに代表へ復帰させることに決めたようです。

"Balshaw back for Italy clash"

<参考サイト>
Guardian
http://sport.guardian.co.uk/sixnations2005/story/0,15694,1432420,00.html

相次いで主力を欠き、まさにつぎはぎだらけとも言えるイングランド代表ですが、ワールドカップ王者の意地にかけてもイタリアを撃破しないといけません。今度の試合にはラグビー母国の底力を見せて欲しいと思います。

次はトップリーグ情報。
もうご存知の方も多いと思いますが、豪州代表のFB/WTBジョー・ロフがトップリーグのクボタ入りです。

<参考サイト>
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/ns/sports/p-sp-tp0-050308-0009.html

まぁ、ヤコ・ファンデルベストハイゼンに続く大物の加入です。こういう選手が見られるだけでも、日本のラグビーファンは幸せだと思うんですよね。偉そうな言い方で恐縮ですが、もっとトップリーグに注目が集まって欲しいです。
でももう一つ言いたいのは、トップリーグの各サイトも情報更新を頻繁にして欲しいですね。こういう情報をすぐに確認したいと思っても、なかなか最新ニュースが掲載されていないことが私の経験上多いです。
ネットの力を最大限活用して欲しいですね。

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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050307

2005年3月6日日曜日

スーパー12結果

ハイランダーズ 16-16 ストーマーズ
クルセイダーズ 50-18 チーフス
シャークス  13-36 ワラタス
キャッツ 32-45 ハリケーンズ

ワラタス調子良いですね。
ワラタス、ブランビーズの豪州勢に加えて、ハリケーンズ、ブルーズが連勝スタートです。



<参考サイト>
RUGBY PLANET
http://www.planet-rugby.com/Tournaments/Super_12/story_41044.shtml

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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050306

2005年3月5日土曜日

ロンドン・ブロンコス

いきなりブロンコスといっても何のことだか...という方も多いと思いますが、このチームは普段われわれが目にしているラグビー・ユニオン(15人制)ではなく、独自のルールで発展してきたラグビー・リーグ(13人制)のチームについてのこと。モールやラックをなくしたスピーディーでコンタクトの激しい競技として、英国や豪州では人気のあるラグビーです。

このラグビーリーグにおいて、現在英国の最高峰である「スーパー・リーグ」に所属しているブロンコスですが財政状態が悪化し、今後のクラブ運営が危ぶまれていました。この背景として、ラグビーリーグは元々イングランド北部を中心にプレーされてきたため、首都ロンドンのある南部ではリーグに関する関心が比較的薄い、という事もあるようです。

それでも関係者の尽力によりロンドン周辺でラグリーリーグをプレーする選手数も増え、当のブロンコス自体も今季は開幕から快調な滑り出しを見せていたんですが、それをサポートする観客数には恵まれていませんでした。

このブロンコスの処遇について昨日、スーパーリーグの各クラブ関係者が4時間半にわたる緊急ミーティングを行い、その結果ブロンコスのリーグ残留と財政再建策が決定したようです。
やはり英国最大のマーケットであるロンドンにクラブがあると無いのでは、リーグ全体のビジネスにも大きな違いが出てくるんでしょうね。フィールドの上では力をつけてきているのですから、なんとか財政難を克服して今年こそ頑張ってもらいたいと思います。

<スーパー12の結果>
ブルース 18-15 レッズ
ACTブランビーズ 21-19 ブルズ
ハイランダーズ 16-16 ストーマーズ
クルセーダーズ 50-18 チーフス

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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050305

2005年3月4日金曜日

津波チャリティマッチほか

スーパー12や6ネーションズをはじめシーズン真っ盛りの国際ラグビー界ですが、この土曜日には注目のゲームが行われます。
大惨事に見舞われた東南アジアの津波被害に対する支援チャリティマッチ「IRBエイドマッチ」。北半球vs南半球オールスターゲームです。
北半球チームの主将はイングランドのダラーリオ、対する南半球は豪州のグレーガン。他にも世界のラグビー界を代表するスーパースター達が勢ぞろいします。

"DALLAGLIO TO LEAD NORTHEN XV"
<参考サイト>Sky Sports
http://www.skysports.com/skysports/article/0,,9-1173166,00.html
IRB Rugby Aid公式サイト
http://www.rugbyaid.irb.com/

クリケットでも同趣旨の試合が行われたようですが、今回のラグビーマッチでも多くの注目が集まると良いですね。
でもラグビーのオールスターゲームって、競技の性格上結構難しいでしょうね。あんまり激しくコンタクトするのもシーズン中である以上難しいし、かと言ってこれだけのメンツが揃えばそれなりのプレーは見たいし...まぁ、その辺も含めて楽しみにしておきます。

さてイングランド代表の主将人事ですが、ナンバーエイトのMartin Corry が選ばれました。なんと199人目のキャプテン就任だそうです。

"Corry awarded England captaincy"
<参考サイト>BBC Sport
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/rugby_union/international/4314293.stm


このタイミングでの主将は、確かに責任も重いし雰囲気も厳しいものになるでしょうが、逆にピンチを自らの手で救って、一気にヒーローになってもらいたいです。まずはイタリアにしっかり勝って今季初白星を挙げることですね。


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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050304

2005年3月3日木曜日

J.ロビンソン負傷ほか

イングランドまたも痛い! 今度はFBで主将を務めているジェイソン・ロビンソンが右手親指負傷で戦線離脱、これで6ネーションズ残りの2試合も出場が出来なくなってしまいました。
 
"Robinson ruled out of Six Nations "
<参考サイト>
BBC Sport
 
うーん、弱り目にたたり目とはまさにこの事ですな。
SOで本来は主将のジョニー・ウィルキンソンをはじめ主力に負傷者続出のイングランドですが、こうなってくると残りのイタリア戦、スコットランド戦も大丈夫かいなという気がして来ます。
キャプテンの後任候補としてはマット・ドーソンなどの名前が挙がっていますが…
ジェイソン・ロビンソンは元ラグビーリーグ、ウィガンのスーパースターでしたがユニオン転向以来イングランド代表のエースとして活躍、2003年ワールドカップ優勝にも貢献しています。あの小柄ながら相手守備を切り裂くような鋭い走り、競技は違いますが元NFLのスーパースター、バリ-・サンダースを思い出させてくれます。リーグ出身と言う事もあって私の好きな選手の一人なんですが、チームの状態が最悪と言ってもいい中での離脱、本人も無念でしょう。
復帰はあまり無理しないで欲しいです。ライオンズ遠征にも欠かせない人材ですからね。
 
さて、対照的に3連勝と好調なウェールズ代表ですが、元主将のFLコリン・チャービスが次のスコットランド戦への出場が出来ないようです。足首の負傷が当初より長引いているのが原因ですが、ウェールズにとっては1978年以来のグランドスラムが残り2試合(vsスコットランド、アイルランド)でかかるだけに、これも残念なニュースではあります。
 
"Charvis set to miss out on Welsh Grand Slam run-in"
<参考サイト>
Yahoo!UK & IRELAND
このチャービス、ウェールズの選手らしからぬ?かなりワイルドな風貌&髪型で印象的なんですが、戦力的には勿論のこと、フィールドに立っていないとやっぱり寂しい選手ですね。
 

では国内のニュースにいきましょう。
サントリーに新外国人選手、NZ代表のサイモン・メリングが加入です。
<参考サイト>
オールブラックス公式サイト

主将には、SH田中澄憲。
全般的に良い補強が出来たみたいですし、復活に向けて頑張ってもらいましょう!
 
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2005年3月2日水曜日

今日の記事

<追記>
はてなの中で、日本選手権決勝の観戦記を発見しました。
<参考リンク>
「府中ラグビー通り」さんです。2/27付け。
http://d.hatena.ne.jp/kumi0183/


久しぶりにこのお方の名前を聞きました。森元首相です。
▽森前首相、日本体育協会の新会長に内定」(朝日)
<参考リンク>
朝日新聞
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200503010325.html
総理大臣まで務めた人物が体協の会長に就任するのは初めてなんですね。まぁ、そりゃそうか。
森さんは元々ラガーマンという事で有名なんですが、2011年ラグビーW杯の招致委会長も務めています。そういえば昔、ジャパンみたいなジャージーを身にまとって、秩父宮で走っている写真も見たことあるな。あれは国会議員のチームだったのかな。

▽釜石シーウェイブスRFC広告入りはがき(エコーはがき)発売!!(釜石シーウェイブス)
<参考サイト>
釜石シーウェイブス公式サイト
http://www.kamaishi-seawaves.com/
釜石市のシーウェイブスに対するサポートとして、また”ラグビーの街”としてのイメージアップ等が目的、とのこと。
なるほど、ラグビーの街って花園だけじゃないんだな。まぁ釜石といえば八幡と共に「日本のウェールズ」ってイメージが強いです。本家ウェールズも6ネーションズで復調しているんで、そろそろ釜石が往年の強さを取り戻して欲しいところですね。

続いて日本選手権続報。
NECグリーンロケッツの公式サイトに、日本選手権決勝の試合レポート、そして祝勝会での模様がアップされました。
<参考サイト>
NECラグビー部公式サイト
http://www.necsports.net/rugby/news/archive/index.php

なるほど、選手・スタッフの皆様、本当におめでとうございます。
関係ありませんが高岩ヘッドコーチって、元明治大学のFB。大学時代はバシッとヘアースタイルを決めて、プレースキックを蹴っていました。今でも髪型が決まっていますね。

続いて海外情報。まだアイルランドvsイングランド戦の判定がくすぶっているようで。
▽"Referee rejects England complaint"
<参考サイト>
BBC SPORT
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/rugby_union/international/4307191.stm
まぁしかし、イングランドはきついですわな。本当にワールドカップでの強さがウソのように、去年辺りから低迷しちゃっています。そこで「至宝」ジョニー・ウィルキンソンの一日も早い復活が待たれているんですが...

▽"Wilkinson injury nightmare leaves Woodward facing Lions gamble"
<参考サイト>
INDEPENDENT
http://sport.independent.co.uk/rugby_union/story.jsp?story=615926
本当に復帰することが出来るのか、そして復帰したとしても、ワールドカップで見せたようなかつての実力を復帰することが出来るのか?NZ遠征を夏に控えたライオンズのウッドワード監督としても、大変悩ましいところなんですよね。
4月の半ばには、ライオンズのスコッドを発表することになっています。

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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050302

2005年3月1日火曜日

今日の記事(7人制ワールドカップ他)

国内のラグビーシーズンはNECの優勝で幕を閉じましたが、早速国際試合への準備が始まっています。今月18日からホンコンで行われる7人制ワールドカップの日本代表が発表になりました。
監督はかつての名SO本城和彦氏。南アで現在プレーしている四宮選手も選ばれました。

<参考リンク>
http://www.rugby-japan.jp/index.html 日本協会サイト
RWC Sevens 2009 7人制ワールドカップ公式サイト

このセブンス、どうも日本ではあまり浸透していない気がしてなりません。五輪種目にも採用される可能性がありますし、しかも見て分かりやすく、競技人口の減少にも対応できる優れたルールだと思うんですけどね。日本ラグビー界は、このセブンス普及にもっと力を注いでも良いんじゃないでしょうか。
ただ日本人のラグビー観と、セブンスの魅力の間にはちょっと距離があるというか、相容れないものなのかも知れませんね。「スクラム」という言葉が最もポピュラーなラグビー用語だと思いますが、あの押し合いへしあい、泥まみれで戦うというイメージとは逆行するものだからなぁ。でもスピード感はあるし、試合時間そのものも短いし、くどいようですがこのセブンスをファンの皆さんにもどんどん見ていただきたいと思います。

あと、日本選手権決勝の視聴率は...

<参考リンク>
http://www.fujitv.co.jp/sports/hitorigoto.html 上田昭夫さんの「ひとりごと」(フジテレビ)

ちょっと厳しい数字ですなあ。
それと、伝説FB萬谷さんに、是非一度お会いしてみたくなりました。
確かにプレーオフの形式はすっきりさせて欲しいです。

それとアイルランドvsイングランド戦での判定について、ファンの声がまとめられています。
<参考リンク>
http://www.skysports.com/skysports/article/0,,9-1172633,00.html%22WERE ENGLAND ROBBED? IT'S YOUR VIEW" (Sky Sports)

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http://d.hatena.ne.jp/daispo/20050301

My Winding Path to English Mastery