2022年11月29日火曜日

ボーイズカレー

 遅い昼飯は、神保町の「ボーイズカレー」でしょうが焼き+カレー。

あまりにも空腹なので、ライス大盛りにしました。

わんぱくおやじだ。





2022年11月24日木曜日

大阪旅行記(9)思い出の味~阪急古書のまち

 ホテルで朝食を済ませてチェックアウトすると、この日は朝から雨が降ってきた。

郊外で古書店巡りでもしようかと思ったが取りやめ、再び東大阪へ向かう。
まずは、なんばCITYのスタバでコーヒー。
なんばCITYは、高校生の頃からしょっちゅう通った、というか歩いた地下街。
何かを買ったということは特にないんだけど、大阪ではここも落ち着く場所。



コーヒーを飲んで、東大阪へ移動する。
この日の目当ては、高井田にある老舗のラーメン店「光洋軒」さんだ。
チャーシュー麺を食べる。




子供の頃から、死んだ親父によく連れられて行った店。
もう何十年ぶりか分からない再訪。
世に美味いラーメンは星の数ほどあるが、私にとってはここの味が原点。
御馳走様でした。

再び大阪駅へ戻り、阪急古書のまちへ。
ここだと雨に濡れることもなく、ゆっくりと本屋めぐりが出来る。
何時も訪れる「杉本梁江堂」さんで、藤沢桓夫「大阪自叙伝」を買い、新大阪へ。
短かったけど、非常に充実した旅となりました。




<了>

2022年11月22日火曜日

大阪旅行記(8)天満天神繁昌亭~梅田へ

 通天閣を後に、そこから再び地下鉄に乗って天満へ。

夜は、天満天神繁昌亭にて行われた「水辺大落語祭」前夜祭を聞きに行った。
上方落語は、東京でも聴く機会が増えたが、大阪で聴くのはやはり格別のものがある。
「石段」の出囃子を聴くと、ああ大阪の噺が聴けるのだな、という気分になれるのだ。








この日の出演者と、演目は以下の通り。

『牛ほめ』桂九ノ一
『松山鏡』露の紫
『堪忍袋』桂かい枝
『淀の鯉』桂米團治

中入り

「太神楽」ラッキー舞
『天王寺詣り』笑福亭生喬

淀の鯉、はなかなか珍しい演目。
桂米朝さんが、まだ落語家になる前に書いた新作を掘り起こした作品らしい。私は生で聴いたの初めてだった。

その後は天満の商店街を歩いて梅田へと移動し、ホテルにチェックイン。
今夜は法華俱楽部に宿泊する。
前夜のニューオータニに比べるとかなり庶民的な感じだが、こちらの方が私の実態には合っていると言えるだろう。

ホテルを出ると、周りは飲食店やホテル、具体的に言うとラブホテルが多い。
呼び込みも多くて、静かだった大阪城公園の近辺とは大違いだ。
そこからテクテク歩いて梅田駅前へ。
少し空腹だったので、ヨドバシカメラのビル内にある焼き肉屋さんで軽く食べる。
肉はなかなか美味しかった。








ナビオ阪急、今はHEPナビオとか言うらしいけど、ここで私は「ライトスタッフ」を見た。
この巨大戦艦のようなビルを見ると、私の脳内ではあの「ライトスタッフ」のテーマ曲が自動再生されるようになっている。


2022年11月21日月曜日

大阪旅行記(7)もみぢ寺~天王寺~新世界へ

府立図書館を後にした私は、再び地下鉄に乗り大阪市内へ。

四天王寺夕陽丘駅で降りて、次の目的地である「もみぢ寺」へと向かった。
もみぢ寺、というのは愛称みたいなもので、正確には「寿法寺」というらしい。




私が通っていた高校に近いが、子供の頃はお寺巡りをするという趣味があった訳でもなく、今回が初の訪問となる。
しかし、この寿法寺さんを訪れるのは、私にとっては長年の夢であった。
ここには歴代の笑福亭松鶴など、有名な落語家のお墓があることでも知られているからだ。

私のお目当ては、二代目・三代目の三遊亭円馬の碑だった。
円馬は、三遊亭という亭号をみても分かる通り、元々は東京の名前である。
二代目円馬は、三遊亭円朝の高弟であった。
しかし、明治中期に師・円朝の高座引退とともに、自らも東京の寄席から身を引いてしまった。
そして大阪へやってきてからは、上方落語界の重鎮として君臨する存在となる。
四代目の桂米團治は、二代目の円馬について「大阪人に東京落語の魅力を伝えた恩人だ」と書き残している。




円馬の名跡を、当時は橋本川柳と名乗っていた三代目に譲って自身は円翁となり、大阪で没した。
三代目の円馬は、落とし噺よし人情噺よし、また東京・大阪・京都の言葉を自由自在に使い分けて天才の名を欲しいままにしたが、太平洋戦争末期の昭和20年に没した。





二代目・三代目円馬の研究は、私にとっては長年のライフワークでもあるので、寿法寺をお参りすることで何かホッとした気分にもなった。
寿法寺を出た後は四天王寺を通り過ぎ、天王寺公園へ。






天王寺・あべのエリアは、私にとってはミナミに次ぐかつての本拠地ではあるが、今では本当に縁の薄い土地となってしまった。
近年では「てんしば」というエリアが出来ているが、ずいぶん様変わりした印象を受ける。




天王寺公園を通り抜けて新世界へ。
御存じ通天閣のあるところだ。通天閣に登ったのは、まだ6歳ぐらいの頃だったと記憶している。
なんならもう一度入って観たかったけれど、45分待ちと言うのであっさりと断念。
近くの老舗のそば屋さんで、ビールにだし巻き玉子で一杯。











2022年11月19日土曜日

大阪旅行記(6)はり重グリルから府立中央図書館へ

 ワッハ上方を出た後、道頓堀へと移動した。

予約しておいた「はり重グリル」でお昼を食べる。
洋食の老舗だ。
私が頼んだのは、ステーキとエビフライのメインに、スープとパン又はライス、食後のコーヒーがついた「スペシャルランチ」。
値段は2970円。ニューオータニの朝食ほどでは無いが、こちらもお昼にしてはけっこうな高額である。
私なら、昼食に2000円以上を費やすという事は通常、殆ど無い。
しかし、昨日いただいた大阪いらっしゃいキャンペーンの電子クーポンが3000円分ある。
「はり重グリル」ではこの電子クーポンによる支払いがオッケーということだったので、なんと実質無料で食べる事が出来た。
肉も柔らかく、エビフライもカリっと揚がっているので美味かった。
もうこの2度の食事だけで、今回の大阪旅行は大満足と言っても良いだろう。



コンソメスープ。こちらも美味い



腹も膨れたので、午後も観光に費やすことにした。
道頓堀も、昔に比べるとすっかり様変わりしたが、活気のあることには変わりがない。










自分の生まれ故郷を旅する、と言うのもおかしな話に聞こえるが、私の場合は18歳までしか大阪に住んでいなかったので、いわゆる大人が訪れるような観光スポットは殆ど行った事が無い。

また地下鉄に乗り、東大阪市にある大阪府立中央図書館へ出かけた。
図書館のどこが観光やねん?と突っ込まれそうだが、本をこよなく愛する私にとっては、書店や図書館は旅先で必ずと言ってぐらい訪問する主要スポットの一つである。

東大阪市の市役所がある荒本駅からほど近いところに、府立図書館は存在する。
いつ見ても、東大阪市の市役所は非常に立派な建物だ。
こんなに立派な建物が必要でしょうか…と言うコマーシャルが昔あったが、東大阪市民の為に存在するお役所なんだから、とうぜん必要なんだろう。





府立中央図書館に前回来たのは、もう20数年前になる。
土曜日の午後、ということで、かなりの数の利用者でごった返しているのかな、と思いきや、人の数はまばら。
ここと同じような存在である、広尾の都立図書館なら週末はたいへん多くの利用者が詰めかけるので、正直言って拍子抜けした。
これなら、ゆっくりと資料を閲覧することが出来る。



とはいえ、時間も限られているので、見たい資料を全て閲覧することは出来ない。
今回は、ラグビーを主としたスポーツものの洋書をチェックすることにした。
都立図書館にも英語を中心とした洋書は豊富に揃っているが、府立図書館にも見たことが無い本はいくつかあった。
特に、2022年11月に英国で開催されている、ラグビーリーグW杯の歴史に関する本"Their Finest Hour: A History of the Rugby League World Cup in 10 Matches" は、その存在すら知らなかった。
都立図書館の蔵書を全て把握している訳では無いから確かな事は言えないけれど、ラグビーリーグに関する本は見たことが無い。
日本ではリーグは盛んではないので、洋書店でも目にすることは稀なのだ。
この本を書架で見つけた瞬間、わざわざ来てよかったな…という気になった。


他にも”Budge Rogers: A Rugby Life”や、Final Scrum: Rugby Internationals Killed in the Second World War”といった面白い本があり、この数冊の本をざっと読むだけでも一時間近くが経過してしまった。



他にも、アメフトや野球に関する本を2-3冊程度確認し、じっくりと読み返したい必要な個所を数ページずつコピーして持ち帰ることにした。

図書館が所蔵する資料には、利用に関する細かなルールが存在する。
たとえば、一冊まるごとコピーするということは著作権法の観点からも不可となっている。
私も都立、あるいは東京23区内の区立図書館などで利用した本などを複写する時には、本当に必要な部分だけを厳選して取る様にしている。
この府立図書館でもコピーを取る時には、所定の紙に書名とページ数を記入し、職員さんに内容を確認してもらってからコピー機を利用する手順となっている。
また利用する書籍には、コピーする最初と最後のページにスリップを挟み込んでおくようにするのだ。
この手順自体は広尾と同じなのだが、驚いたのは職員さんが、私の書いた複写申請用紙の内容をきちんと確認していたことである。

「こちらの用紙には52ページから59ページまで、と書いてありますが、スリップは49ページからになっていますね?」

と言った具合に、用紙の記入したページ数とスリップの範囲が合致しているかをしっかりと照合していたのである。
広尾の職員さんも、その辺は抜かりなくやっているとは思うけど、これまでこの手の指摘を受けたことは一度も無かったと思う。
大阪だから適当にやっている、という事は無いのだ、って職員さんに聞かれたら叱られそうな感想だけど、妙に感心してしまった。

コピーを終えたところで、まだ30分ほど時間がありそうなので、日本語のラグビーに関する書籍も蔵書検索でチェックしてみることにした。

やはり膨大な蔵書数を誇る府立図書館だけあって、戦前からの本なども豊富に揃っている。
香山蕃が1924年に書き、改造社から出した「ラグビー」や、兼子義一著「ラグビーフットボール」(1927年)、中村比呂美著「壮烈ラグビー競技法と其見方」(1930年)奥村竹之助著「ラグビーの理論と戦略」(1932年)などなど、タイトルだけでも一度は閲覧してみたい書籍がずらりと揃っている。
題名にラグビーの文字は入っていないけれど、三井末彦著「蹴鞠と自転車遊戯全書」などは、実に1900年に発行された本だ。明治時代の本である。
ラグビー、というキーワードの検索で引っかかったので、ラグビーに関するなんらかの記述がある本なのだろう。
しかし、これらの古い書籍は開架ではなく書庫に保存されており、閲覧したい場合は申請して取ってきてもらわないといけない。
私は大阪府民ではなく、図書館の利用カードも持っていないので、閉架の本を利用するにはまた別途手続きが必要になると思われる。
そこまでしている内に時間切れとなってしまいそうなので、今回は断念することにした。
大阪在住の人でラグビーに関する古書に興味があると言う方は、お時間がある時に府立図書館を一度訪問してみるのも良いかと思う。

追記:蹴鞠と自転車については、国会図書館のデジタルライブラリーで閲覧することが出来ました。





2022年11月18日金曜日

大阪旅行記(5)ワッハ上方

11/12、朝起きてホテルの朝食会場へ。

さすがにニューオータニというべきか、レストランからは大阪城や大阪城ホールが一望できる、素晴らしい眺めとなっている。
ここで朝食ビュッフェを食べる訳だが、通常料金だと4000円もかかる。
夕食でも、4千円払って食べる機会はめったに無い。
朝飯に1000円以上かけることだってまれだ。
通常ならば絶対に利用しない高額な朝飯なのだが、今回は大阪いらっしゃいキャンペーンという旅行支援を受けており、料金は1000円引きの3000円。
さらに、ニューオータニ独自のミールクーポンをチェックイン時に2千円分もらっているので、この豪華なブレックファーストをたったの1000円で食べることが出来た。
味ももちろん良く、これだけでも来たかいがあったというものだ。




食事のあと、少しゆったりしてから着替えて、ホテルをチェックアウト。
大阪環状線で鶴橋駅まで出て、そこから近鉄奈良線で日本橋駅まで移動した。
朝早いので、まだ人出はそれほどではない。
しかし、町のそこかしこで派手な衣装を着た、若いダンサーの一団を目にする。
吉本興業の本拠地である、なんばグランド花月(NGK)の方へ行くと、ダンサーたちの数はさらに増えて行った。
今日はどこかでイベントでもあるのかな、と思いきや、どうやらよさこい踊りの人たちらしい。







NGKには、漫才を見に来たとおぼしき人たちが大勢集まっていたが、私のおめあてはワッハ上方。
大阪府立演芸資料館だ。
落語や漫才、浪曲に新喜劇などと言った、関西の演芸に関する豊富な資料が閲覧できる。
しかも入場無料だ。これは有難い。


まぁ、現在のお笑い芸人たちが展示対象という訳でも無いので、利用者がそれほど多いという訳ではない。
私が行った時も、まだ数名の人が来ていただけだったけど、逆に言えば他人を気にせずゆっくり展示を楽しむことが出来る、という意味では助かる。
美術館や博物館で、多くの人に押されながら展示物を観るのはあまり好きでは無いからだ。
まぁ人混みが好き、という人も少ないだろうけど…

















My Winding Path to English Mastery