2006年のワールドカップ・ドイツ大会も、イタリアの優勝という結末に終わった。フランスとのドラマティックなPK戦、それ以上に衝撃的なジダンの頭突きによる退場は、サッカーファンの胸に何時までも残ることだろう。
実際にドイツで大会を観戦された方たちから話を聞いたが、やはり大会運営、スタジアムの雰囲気など、近年にない素晴らしいワールドカップだったようだ。以前の日記で「本寸法のW杯」という表現を用いたが、あながち的外れな批評でも無かったようである。欧州で開催されるからよい大会になる、との保障はどこにも無いけれど、しかしドイツという国は、サッカーにおける伝統においても、また国民性においても、やはり超一級の開催国であったと思う。ドイツ代表自身も健闘を見せてベスト4に残り、大いに大会を盛り上げてくれた。
ただロッシやスキラッチのような、大会を通じて現れるスターは、残念ながら今回も出てこなかった。今後はワールドカップも勝負がますます優先され、試合自体がエキサイティングなものになるのは望めなくなりそうだ。
さて、大会が終わったばかりでいきなり次回大会のことを考えることも無いのだろうが、2010年のワールドカップは、南アフリカ共和国で行われる。ラグビーやクリケットなどで世界の強豪として知られる南アは、代表チームが「バファナ・バファナ」の愛称で知られるサッカーでも、確実に実績を残している。今回は本大会への出場を逃したものの、国内には大きなスタジアムもたくさんあり、開催の資格は十分だった。近年では、都市部の治安が悪化しており不安もあるが、大会中は威信をかけて警備を強化することだろう。
そして8年後の2014年大会は南米大陸、具体的にはブラジルでの開催が有力だ。サッカー王国として世界中にファンを持つブラジルだが、自国開催となると意外にも1950年以来、実に64年ぶりとなる。ヨーロッパでのワールドカップも楽しいが、ブラジルではこれまた、最高の雰囲気でのお祭りになることだろう。南米での開催も1978年以来となるので、アルゼンチンやウルグアイといった国の健闘も予想される。
続く2018年はまだ不透明だが、予想では欧州で再び開催されるのではないだろうか。各大陸での持ち回りを標榜している国際サッカー連盟だが、3回続けて欧州を離れた開催というのも、また考えにくいものがある。今のところ興味を示しているのはイングランド、ベルギー&オランダ共催、スペインというところか。共催には様々なハードルが考えられるのだが、ベルギーとオランダなら歴史的な経緯もあり、EURO2000でも実績を積んだので、それほどの違和感は無い。
イングランドも、2012年のロンドン五輪でスタジアムが整備される事もあり、なによりサッカー母国という特徴もある。スタジアムも既存のものを多く改修して使える利点がある。
他にもアジアから豪州、中国、北米からカナダあたりが開催に興味を示しているが、どうせアジアで開催するなら、今まで実績が無い中東での開催も見てみたい。イスラム圏でのワールドカップは、現状ではなかなか難しいと思われるものの、これはいずれ実現すべき課題であろう。
ということで、ワールドカップは今後も様々な問題を抱えながら、4年に一度開催されていく。今後も、サッカーファンのお楽しみは続くのだ。
実際にドイツで大会を観戦された方たちから話を聞いたが、やはり大会運営、スタジアムの雰囲気など、近年にない素晴らしいワールドカップだったようだ。以前の日記で「本寸法のW杯」という表現を用いたが、あながち的外れな批評でも無かったようである。欧州で開催されるからよい大会になる、との保障はどこにも無いけれど、しかしドイツという国は、サッカーにおける伝統においても、また国民性においても、やはり超一級の開催国であったと思う。ドイツ代表自身も健闘を見せてベスト4に残り、大いに大会を盛り上げてくれた。
ただロッシやスキラッチのような、大会を通じて現れるスターは、残念ながら今回も出てこなかった。今後はワールドカップも勝負がますます優先され、試合自体がエキサイティングなものになるのは望めなくなりそうだ。
さて、大会が終わったばかりでいきなり次回大会のことを考えることも無いのだろうが、2010年のワールドカップは、南アフリカ共和国で行われる。ラグビーやクリケットなどで世界の強豪として知られる南アは、代表チームが「バファナ・バファナ」の愛称で知られるサッカーでも、確実に実績を残している。今回は本大会への出場を逃したものの、国内には大きなスタジアムもたくさんあり、開催の資格は十分だった。近年では、都市部の治安が悪化しており不安もあるが、大会中は威信をかけて警備を強化することだろう。
そして8年後の2014年大会は南米大陸、具体的にはブラジルでの開催が有力だ。サッカー王国として世界中にファンを持つブラジルだが、自国開催となると意外にも1950年以来、実に64年ぶりとなる。ヨーロッパでのワールドカップも楽しいが、ブラジルではこれまた、最高の雰囲気でのお祭りになることだろう。南米での開催も1978年以来となるので、アルゼンチンやウルグアイといった国の健闘も予想される。
続く2018年はまだ不透明だが、予想では欧州で再び開催されるのではないだろうか。各大陸での持ち回りを標榜している国際サッカー連盟だが、3回続けて欧州を離れた開催というのも、また考えにくいものがある。今のところ興味を示しているのはイングランド、ベルギー&オランダ共催、スペインというところか。共催には様々なハードルが考えられるのだが、ベルギーとオランダなら歴史的な経緯もあり、EURO2000でも実績を積んだので、それほどの違和感は無い。
イングランドも、2012年のロンドン五輪でスタジアムが整備される事もあり、なによりサッカー母国という特徴もある。スタジアムも既存のものを多く改修して使える利点がある。
他にもアジアから豪州、中国、北米からカナダあたりが開催に興味を示しているが、どうせアジアで開催するなら、今まで実績が無い中東での開催も見てみたい。イスラム圏でのワールドカップは、現状ではなかなか難しいと思われるものの、これはいずれ実現すべき課題であろう。
ということで、ワールドカップは今後も様々な問題を抱えながら、4年に一度開催されていく。今後も、サッカーファンのお楽しみは続くのだ。
mixi
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