今回も20カ国の参加で行われているラグビーW杯だが、やはりグループリーグではミスマッチの連続。その筆頭が日本というのも残念なのだが、これは海外から見れば、強化に失敗している日本の方が悪い、ということになる。
実際、アルゼンチンのようにかつては日本も善戦していた国が、開催国フランスを破るという金星を挙げているのだ。
そこで、本大会の参加国数が次回2011年のW杯から削減される方向で動きそうだが、私は賛成である。いまのラグビーの普及状況を思えば、やはり16カ国が適正な数字であろう。
実際、アルゼンチンのようにかつては日本も善戦していた国が、開催国フランスを破るという金星を挙げているのだ。
そこで、本大会の参加国数が次回2011年のW杯から削減される方向で動きそうだが、私は賛成である。いまのラグビーの普及状況を思えば、やはり16カ国が適正な数字であろう。
AB両グループの分離開催が出来るのならばなお良し。その場合は、12カ国×2グループでオッケーだと思う。
Aグループ=イングランド、フランス、ウェールズ、南ア、オーストラリア、NZ、スコットランド、アイルランド、イタリア、アルゼンチン、サモア、フィジー
Bグループ=カナダ、トンガ、米国、ルーマニア、日本...
というところであろうか。
とにかく試合数ばかり多くなって、ミスマッチが乱発されるのは好ましくない。適切な対戦相手と戦うのがベターなはずだ。
どうもラグビーは、ワールドカップ開催では先駆者である、13人制ラグビーリーグの失敗に学んでいないような気がする。
Aグループ=イングランド、フランス、ウェールズ、南ア、オーストラリア、NZ、スコットランド、アイルランド、イタリア、アルゼンチン、サモア、フィジー
Bグループ=カナダ、トンガ、米国、ルーマニア、日本...
というところであろうか。
とにかく試合数ばかり多くなって、ミスマッチが乱発されるのは好ましくない。適切な対戦相手と戦うのがベターなはずだ。
どうもラグビーは、ワールドカップ開催では先駆者である、13人制ラグビーリーグの失敗に学んでいないような気がする。
早くからプロ化へ移行していたリーグでは、1950年代から既に「ワールドカップ」と称するイベントを定期的に行っていた。だが、リーグというのはまったく世界的な普及が行われていない競技で、実際に参加していたのは英国(グレートブリテン=ラグビーのライオンズに相当)、フランス、豪州、そしてNZの4カ国しかなかった。つまり、現在のトライネーションズ・シリーズに毛が生えたようなものだったのだが、ここに途中から力を伸ばしてきたパプアニューギニアも加入し、5カ国参加の大会になった。この程度の規模の大会ではあったが、試合自体はなかなか面白く、見所のあるトーナメントとして機能はしていたのである。
この調子で、内輪受けの大会を粛々とやっておけば別に問題なかったのだけれど、1995年のセンテナリー(リーグ創設100周年記念)大会から、様相が一変する。この頃にはリーグもまだ、ラグビーユニオンから選手を多く引き抜いていた時期であり、世界的に知名度の高い選手も多かった。そしてラグビーW杯が順調に発展してきていた危機感からか、一気に参加国の拡大を図ったのである。
結果として、1995年のリーグ・ワールドカップでは、一気に倍増の10カ国が参加した。とはいえ、英国はイングランドとウェールズに分かれてしまい、やや弱体化。さらにフィジーやトンガ、サモア、また南アといったラグビーでは強豪の国々も加入したが、優勝を争うような力は当然、備えてはいなかった。
この調子で、内輪受けの大会を粛々とやっておけば別に問題なかったのだけれど、1995年のセンテナリー(リーグ創設100周年記念)大会から、様相が一変する。この頃にはリーグもまだ、ラグビーユニオンから選手を多く引き抜いていた時期であり、世界的に知名度の高い選手も多かった。そしてラグビーW杯が順調に発展してきていた危機感からか、一気に参加国の拡大を図ったのである。
結果として、1995年のリーグ・ワールドカップでは、一気に倍増の10カ国が参加した。とはいえ、英国はイングランドとウェールズに分かれてしまい、やや弱体化。さらにフィジーやトンガ、サモア、また南アといったラグビーでは強豪の国々も加入したが、優勝を争うような力は当然、備えてはいなかった。
さらに2000年大会では、ロシアやアイルランド、クック諸島、レバノンらが水増しで加入。当然のごとく大差の試合が乱発されて、ファンの関心はあっという間に低下してしまったのである。大会は盛り上がりに欠けた。
リーグは、この時の痛手からようやく立ち直り、来年には実に8年ぶりのワールドカップをオーストラリアで開催する。もはやユニオンのW杯に大差を付けられてしまった形なのだが、この大会が成功するという保証はまだ無い。同じ轍をラグビーでも踏んでしまうのか、それとも何か対策を打たれるのか。
リーグは、この時の痛手からようやく立ち直り、来年には実に8年ぶりのワールドカップをオーストラリアで開催する。もはやユニオンのW杯に大差を付けられてしまった形なのだが、この大会が成功するという保証はまだ無い。同じ轍をラグビーでも踏んでしまうのか、それとも何か対策を打たれるのか。
2007年
09月11日
01:16
09月11日
01:16
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