2007年8月31日金曜日

豪州国内を揺るがす大スキャンダル

【国際ラグビー情報ノート】

ラグビーリーグ界の伝説的スーパースターとして活躍し、現在ではラグビーユニオンの豪州代表ワラビーズでキッキングのコーチとしてW杯に臨む予定だった、アンドリュー・ジョンズ氏。地元オーストラリアでは、リーグとユニオンの枠を超えて、同国史上最高のラグビー選手であったという評価も受けつつあります。

しかしこのジョーンズ氏が、日曜日にロンドンで麻薬「エクスタシー」を保持していたところを逮捕。6時間留置の後、釈放されてオーストラリアへ帰国しましたが、同国の人気ラグビーリーグ番組「フッティ・ショー」に出演し、過去10年間に渡って薬物を使用していたことを認めました。
ジョーンズ氏は薬物依存の理由として、リーグでプレーする強度の精神的プレッシャーから逃れたかったから、と述べています。

I've always taken drugs - Johns
http://www.stuff.co.nz/sport/league/19736

この件を受けて豪州ラグビー協会は、直ちにワラビーズにおける職務からジョンズ氏を解任しました。

2007年
08月31日
07:59

2007年8月30日木曜日

「伝説の男」のV予想

【国際ラグビー情報ノート】

ジョエル・ストランスキー氏といえば、1995年の第3回ワールドカップ南ア大会で、地元スプリングボクスのフライハーフとして活躍。オールブラックスとの決勝戦では、延長戦で決勝のDGを蹴りこんで母国に優勝カップをもたらせた「伝説のキッカー」であります。

このストランスキー氏が、目前に迫ったワールドカップの優勝チームとして、母国南アを推しました。
「彼らは完成されたチームだ。若手と経験のある選手が上手くブレンドされている。1995年大会の私達がそうだったようにね」。

今年の南アは、Bチームをトライネーションズに送り込んで主力部隊を温存、他国から厳しい批判も浴びました。だが、もしこの結果2度目の優勝を飾るようなら、他国もワールドカップ・イヤーの国際試合で同じような戦略を取ることは間違いないでしょう。ボクスは先日のスコットランド戦でも、敵地ながら27-3と申し分の無いスコアで快勝しました。今大会は南アを中心に動いていく可能性が大ですね。

それにしてもストランスキー氏、なんかすっかり貫禄が付きましたね。どこかの大企業の経営者か政治家みたいな風貌です。↓下の記事の写真をごらんください。

http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/rugby_union/6968336.stm

でもまだ40歳...
同世代でありながら、まるで重みの無い私とはえらい違いです。
 
2007年
08月30日
08:33
 
 

2007年8月27日月曜日

World Cup setback for Ohata

【国際ラグビー情報ノート】

たいへん残念な大畑の負傷ですが「プラネット・ラグビー」の公式サイトでもトップページに報じられていました。世界歴代トップのトライスコアラーですからね。

カーワンHCの「私が見た中でも最悪の試合だ。大畑を失い、安藤までも負傷してしまった。私達にとって、本当に大きな損失だよ」という率直な言葉に、いまのジャパンが置かれた深刻な立場がうかがえます。

大畑に関しては箕内も言うように、なんとも気の毒であり、残念でなりません。しかしこんな時こそ、ピンチをチャンスに変えて欲しいと思います。
大畑には本大会でトライを挙げて有終の美を飾って欲しかったですけど、それが出来なくなった分、他のメンバーには120%のプレーを見せて欲しいですね。

今までは今大会での勝利が「希望」でしたけど、これで「切望」に変わりました。

2007年
08月27日
01:44

2007年8月26日日曜日

Newfoundland Rock

【国際ラグビー情報ノート】

さてW杯に向けたウォームアップもいよいよ大詰めですが、今日はカナダがThe Rock というチームと対戦し、40-10で快勝したというニュースが入っています。

"Canada beats the Rock in rugby World Cup tuneup"

http://www.thestar.com/Sports/article/249853

でThe Rockってなんだろうと思いきや、国内リーグに所属しているクラブ、Newfoundland Rockのことでした。ニューファンドランドのチームだそうです。

http://www.rockrugby.ca/
 
2007年
08月26日
09:31
 
 

2007年8月23日木曜日

チャレンジカップ

【もうひとつのラグビー】

こちらでは海外ラグビーの情報に加えて、もうひとつのラグビーコード(ルール)である、13人制ラグビーリーグについてもお伝えしたいと思います。

今週末には英国ラグビーリーグのビッグイベントである、チャレンジカップの決勝戦が行われます。
このチャレンジカップは、サッカーで言えばFA杯や天皇杯といった「カップ戦」に相当します。プレミアリーグやセリエAにあたるトップリーグは「スーパーリーグ」と呼ばれていますが、チャレンジカップはこのリーグ戦とは別に、ノックアウト方式のトーナメントとして19世紀の末から行われてきました。
決勝戦の開催地は、伝統的にロンドンのウェンブリー・スタジアム。英国では、ラグビーリーグはイングランド北部の人気スポーツであり、ロンドンではそれほど馴染みのある競技ではありません。しかし、この決勝戦だけは出場チームから多くのサポーターが駆けつけることもあって、毎年満員の観客を集めてきました。
ウェンブリーが改築中は、カーディフのミレニアム・スタジアムなどラグビーでもおなじみの大会場を使用してきましたが、今年からはまた「フットボールの聖地」に戻ってきました。サッカーの聖地は、リーグの聖地でもあるわけですね。
 
1950年代の決勝戦の貴重な映像です。
 
 
 
 
2007年
08月23日
11:19
 
 

2007年8月18日土曜日

ミシャラク、エリサルドのHB

【国際ラグビー情報ノート】

今日のフランス対イングランド戦(@マルセイユ)に出場する、フランス代表の先発メンバーが発表されています。先週の同カードから、8名が入れ替わりました。
注目はハーフバックス。スクラムハーフはジャン・バチスト・エリサルド、そしてフライハーフはフレデリク・ミシャラクのトゥールーズ勢が出場します。
ミシャラクは久々の代表戦先発ですね。

またファビアン・プルースはこの試合で代表キャップ112を獲得、フィリップ・セラを抜いて同国史上最高のキャップホルダーとなります。

France: C Poitrenaud (Toulouse); C Heymans (Toulouse), D Traille (Biarritz), Y Jauzion (Toulouse), C Dominici (Stade Francais); F Michalak (Toulouse), J-B Elissalde (Toulouse); O Milloud (Bourgoin), R Ibanez (Wasps, capt), J-B Poux (Toulouse), F Pelous (Toulouse), J Thion (Biarritz), Y Nyanga (Toulouse), T Dusautoir (Toulouse), I Harinordoquy (Biarritz)

Replacements: S Bruno (Sale Sharks), N Mas (Perpignan), L Nallet (Castres), J Bonnaire (Bourgoin), P Mignoni (Clermont-Auvergne), D Skrela (Stade Francais), A Rougerie (Clermont-Auvergne).


http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/rugby_union/6945801.stm
 
 
2007年
08月18日
09:05
 
 

2007年8月17日金曜日

オドリスコル続報

【国際ラグビー情報ノート】

前日に行われた、バイヨンヌとの親善試合で殴られて頬骨を骨折したアイルランド代表のCTB、ブライアン・オドリスコル。
ケガの状況によってはワールドカップでのプレー自体が危ぶまれていましたが、精密検査の結果どうやら最初に思われていたよりもケガは軽そう。1次リーグ緒戦のナミビア戦を欠場するだけで、次の試合からはプレーできそうです。

もちろん、BOD自身とアイルランド全体の調整には大きな支障が出るわけで、何も問題が無いわけではありませんが、しかし最悪の状況は回避できたことになります。
これ以上、大会前に新たな負傷者が出ないことを祈るばかりです。
 
 
2007年
08月17日
20:22

アイルランドに非常事態発生!

【国際ラグビー情報ノート】

アイルランド代表主将のエースであるCTBブライアン・オドリスコルが、今日行われたバイヨンヌ戦で相手選手からパンチを受けて負傷しました。
頬骨骨折の疑いがあります。とんでもない事態だ!

試合自体はアイルランドの順当勝ちです。
 
<追記>
続報ですが、どうやら頬骨にヒビが入っているようですね。
これはアイルランドにとっては痛恨のダメージだ...

どうやらNZ人のロック、Mikaera Tewhataに殴られたようです。
まだ映像自体は見ていないのですが、今日のニュースで確認したいと思います。


2007年
08月17日
08:45

2007年8月16日木曜日

105-13 

【国際ラグビー情報ノート】

南アフリカ対ナミビアの一戦がケープタウンのニューランズ・スタジアムで行われ、スプリングボクスが105-13で圧勝。南アのフルバックであるパーシー・モンゴメリーは、この試合で実に35得点(1T、12G、2PG)をマークしました。これは従来の記録(34点)を破る、南ア代表での新記録となっています。
このモントゴメリーは、今で言うとナミビアの領土にあたるウォルビスベイの出身らしいですね。

しかしこの試合、南アにとってはW杯直前の調整になりえたのか...?
外電では"massacre"(虐殺)の見出しが躍っています。
2007年
08月16日
05:41

2007年8月11日土曜日

G.トーマスを主将に指名

【国際ラグビー情報ノート】

ラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本や豪州と同組に入ったウェールズ代表のガレス・ジェンキンス監督は、ガレス・トーマス(カーディフ)を代表のキャプテンに指名しました。

今年33歳になるベテランFBのトーマスは、1995年の対日本戦で代表デビュー。2005年の6ネーションズではチームのグランドスラムに貢献し、ライオンズのNZ遠征でもキャプテンを務めています。キャップ数は94。
2007年
08月11日
02:00

My Winding Path to English Mastery